2020年3月6日金曜日

宇宙鍋チャレンジ。


社会情勢は混迷していますが、そんな中、今ぼくの頭に浮かんでいる疑問は、
「無重力空間で鍋料理を食べることは可能か」。
新川です。どうも。

ぜひともNASAに実験してほしい(当然、宇宙開発事業の一環として)。
題して「宇宙鍋チャレンジ」。無重力状態のスペースシャトルの中で、乗組員数名が鍋を囲むという、かつてない画期的な宇宙実験。
・・・まぁ、たぶんエラいことになると思うんだけど(笑)、画的には相当面白おかしい映像が撮れるんじゃないかしら。
まず「そろそろ煮えたんじゃないか?」と鍋のフタをとった瞬間、中身があたり一面にブワ~(笑)。飛散したカニの脚や春菊やエノキを、箸を持ったクルーが宙を泳ぎながら懸命に追いかけます。で、ようやく豆腐かなんかをキャッチした一人が「よっしゃ、ゲットだぜ」とか言いながら、口に入れた途端あまりの熱さにそのままバク宙(くる~ん)。当然、鍋の出汁も空中に浮かんじゃうでしょうから、こりゃもうたいへんです(そもそも無重力空間で液体を沸騰させるという行為自体が危険極まりなさそうです)。
この過酷な状況下で、鍋を「完食」できたらミッション・コンプリート。・・・無理かな(笑)。でも、これまで数々の不可能を可能にしてきたNASAのプロジェクトだったら、イケるんじゃないでしょうか。人類を月に送り込んだその叡智を持ってすれば「宇宙鍋」も実現可能だとぼくは信じています。

ところでNASAの宇宙飛行士の活躍を描いた映画やドキュメンタリーには、ミッション成功の瞬間、巨大な管制室にいるひとたちが歓声を上げるシーンがよく出てきますけど、ぼくはあれが大好きなんです。宇宙飛行士から「ヒューストン、成功だ」の無線が響き渡ると、みんなが立ち上がって拍手する。あちこちで満面の笑顔と握手とハグが交わされて・・・ぼくの涙腺直撃シーンのひとつです(笑)。
思うんだけど、宇宙飛行士が命がけなのは言わずもがな、それを地上で見守るひとたちも気が気じゃないはずなんです。自分が手を下せないぶん、見守るほうがしんどいときってあるでしょう。
ぼくも、ひとのレコーディングに立ち会ったときなんかはそうなります。なんなら自分が演奏したり歌ったりするときより、よほど緊張してたりしますから。「頼むから上手くキメてくれ」みたいな。だから良いテイクが録れたときには、ほんとに立ち上がって喜びたい気持ちになるんです。
それがNASAのプロジェクトみたいに命がけのミッションともなれば、管制室のひとたちの喜びは、きっとその何倍以上のものなんでしょうね。ドキュメンタリーの映像とか見ると、ほんとにみんな嬉しそうだもの。
「宇宙鍋チャレンジ」が成功した際にも、ぜひとも見たい光景です(笑)。

それではまた。