2023年3月17日金曜日

しみじみ。


姪っ子が、この春から大学に通うことになりました。

・・・早いなぁ。もうそんな年なのか。

新川です。どうも。


彼女が生まれたのは、ちょうどぼくが『Christy』(2005)のレコーディングをしていたときで。

もう何度も話してますけど、そのころのぼくは精神状態が良くなくて(笑)。だいぶヤバい日があったんですよ。すんごい落ち込んじゃってて。でもそこへ実家から連絡があって、姉が無事に女の子を出産したというハッピーなニュースが飛び込んできたおかげで、一気に気分が回復したことをよく覚えています。ぼくが初めて叔父という立場になった瞬間でした。

それから歳月は流れて、姪は昨年とうとう成人になりました(成人年齢が18歳に引き下げられましたからね)。彼女はもう、社会的には立派な大人です。

まぁ、たまにしか会わない関係とはいえ、赤ん坊のときから知ってる人間が大人になるというのは・・・やっぱりしみじみとした気持ちになるものですね。


なんか、リチャード・リンクレイター監督の『6才のボクが、大人になるまで。』(2014)を思い出しましたよ。とある家族の12年間の成長の物語を、実際に12年かけて同一キャストで撮影したという、実験的かつ壮大なコンセプトの映画です。

物語そのものは「淡々とした日常」系なんですけどね。特別ドラマチックな展開は起こらない。でもシーンが進むごとにキャストたちが「本当に」成長し、年を重ねていく姿が、もう十分ドラマチックなんです。

それこそ最後は主人公の男の子が18歳になって、大学で寮生活を始めるために実家を出ていく、という展開になるんですけど、それだけのことに異常にしみじみしちゃうんです(笑)。何しろ映画が始まったときにはまだ6歳だった彼の「成長」を、ずっと見守ってきたわけですからね。


ちなみにぼくの姪は、今のところ普通に実家から大学に通うようですけど、ほどなく一人暮らしを始めるなんてことにもなるかもしれません。そのときにはまた改めてしみじみするんでしょうねぇ。一人ではまだ何もできなかったころの彼女の姿を思い出して・・・あ、なんかもうすでに涙腺にキテるな(笑)。ヤバい。タダシ叔父さん、涙もろいんだから。


それではまた。