2023年12月1日金曜日

タマゴかぶり。


前回は中年太りの話でしたが、今回は「もの忘れ」の話。シリーズ「老い」(笑)。NHKスペシャルって感じで。

新川です。どうも。


こないだね。いつものように、仕事帰りにスーパー寄って買い物してたんですよ。

で、その日は朝家を出たときから「そういえばタマゴを切らしてたから、帰りに買わなきゃ」と思ってたわけ。だから頭の中の買い物リストには、トップに「タマゴ」とあったんで、ぼくは真っ先にタマゴひとパックをつかんで買い物カゴに入れて、それからほかにもアレコレ買い込んで、家に帰ったんです。

で、帰って、買ってきた食料をしまおうと思って冷蔵庫をバカッと開けたら、そこに思いっきりタマゴひとパック入ってたの(笑)。「えーーーっ!?」(笑)。

もう、ビックリしました。「あれ?」とかいう感じを通り越して、驚愕しましたよ。『乱』(1985)の仲代達矢みたいな顔になっちゃった(笑)。

だって頭の中にはずっと、冷蔵庫にタマゴがないイメージが明確にあったんですよ?この記憶に間違いはないと確信してたんです。それなのに目の前には、ごく最近買ったばかりと思われるタマゴひとパックが、圧倒的な存在感を放ってそこに(笑)あるわけですよ。ワケがわかりませんでした。


でも、しばらくして、徐々に正確な記憶を取り戻していきまして(笑)。

実はその日の朝、ぼくがふと思い出した「タマゴを切らしてた」というのは、それより二日くらい前の出来事だったんです。その後ぼくはちゃんとタマゴを買って補充を済ませていたんですよ。でも、その「補充したこと」を、きれいさっぱり忘れてしまったわけです・・・。シリーズ「老い」(笑)。


もっとも、冷蔵庫の在庫状況を把握できてないこと自体はよくありますから、この手のもの忘れに関しては、別にトシのせいだけじゃないとは思うんですけどね。

とはいえ、ぼくみたいな一人暮らしの男性の冷蔵庫事情なんてたかが知れてますから(基本スカスカですよ)。まして食べ物に不自由する暮らしを身に沁みて知っているぼくにとって、買っておいた食料のことを忘れてしまうなんてめったにないことなんです。それは贅沢なもの忘れなんです。逆のパターンならよくありますけどね。まだあるはずだと思ってた食料がもう底をついていたっていう(笑)。

だから、買ったばかりのタマゴのことを忘れてしまうというのは、これはやはり老化による記憶力の低下・・・っていうか、もうボケ始めてるのかもしれない(笑)。


というわけで、まさかのタマゴかぶりでタマゴがいっぱいになっちゃったので、しばらくはTKGを食べまくろうと思います。


それではまた。