2021年12月10日金曜日

ご当地ソング。


以前にも話しましたが、一度書いてみようと思っていた「東京」の歌を1曲書き上げました。すごくいい出来なので、これはぜひともレコーディングしようと思います。

新川です。どうも。


実在する地名を使った歌というのは、昔から気になってたんです。まぁ、アメリカのポップスなんかは、そういった「ご当地ソング」が歴史的な定番になってますよね。「カリフォルニア」「サンフランシスコ」「ジョージア」なんて名前は、何度も歌で聴いたことがあると思います。

もちろん日本にも有名なご当地ソングがたくさんありますけど、その多くは演歌なんですよね。「函館の女」とか。「柳ヶ瀬ブルース」とか。ちなみにぼく「柳ヶ瀬ブルース」は大好きな歌なんですけど(笑)。

だから日本のご当地ソングと言えば、演歌か昭和のムード歌謡みたいなイメージが出来上がっちゃって、そのせいで洋楽的で洗練された雰囲気のポップスには日本の地名って出しづらくなったと思うんです。それこそ「東京」っていう言葉ですら使い方を気をつけないと、どうにもしみったれた感じが出てしまう(笑)。

なので、ぼくも日本語のポップスを書くようになって20年以上経ちますけど、日本の地名を歌詞に使おうなんて考えたことは、これまで一度もなかったんです。


でもここへ来て、なぜそのことにトライしようと思ったかというと・・・やっぱりこの20年の間に日本語のポップスって飛躍的な進化を遂げたじゃないですか。ぼくは若かったころに、洋楽というか英語の歌に対するコンプレックスをまだまだ引きずっていた世代ですけど、それはもう完全に断ち切られて。もはやどんな日本語を持ち出しても、若いアーティストたちはそれをカッコ良く歌いこなしてしまうようになったんですよね。

そういう状況の中、今だったら最高に洗練された「ご当地ソング」を書けるかもしれないと思ったんです(笑)。今ならできるんじゃないかと。ぼくのソングライティングの腕も上達しましたしね。それで、手始めに「東京」という言葉が出てくる歌を書いてみようと思ったんです。


で、実際書いてみたわけなんですけど、最初に言いましたとおり、カッコいい歌になりましたよ。全然しみったれた感じはないです。「おれって、やっぱセンスいいな」と(笑)ちょっと天狗になりました。レコーディングするのが楽しみです。


それではまた。