今夜はクリスマス・イブ。
みなさん、こんなブログ読んでていいんですか(笑)。
新川です。どうも。
先日、靴屋さんに行って新しいスニーカーを買ったんですが。
会計をしていたとき、店内のBGMでナット・キング・コールの「The Christmas Song」がかかったんです。
もう、大っ好きな曲で。あのイントロのストリングスが聞こえてきた瞬間、心を奪われてしまって・・・そのままうっとりと聴き入ってしまいました。やっぱり名曲ですねぇ。
で、しばらくして店員さんの「あの~、お客様・・・」的な視線に気づいて(笑)。「あ、これは失礼」みたいな。そんな一幕があったですよ。
以前にもこの話はしたかもしれませんが、件の「The Christmas Song」をはじめとする往年のアメリカのクリスマス・ソングが、ぼくの本当のルーツ・ミュージックだと思うんです。
「White Christmas」とか「Winter Wonderland」、「Have Yourself A Merry Little Christmas」とかね。ほんっとに小さなころから好きでしたから。
アンディ・ウィリアムスのクリスマス・アルバムってのが、実家にあったんですよ。たぶん父親が若いころに買ったんだと思うけど、毎年クリスマスになると家族がそのレコードをかけるのね。まぁ、我が家のクリスマス・パーティーのBGMだったわけですけど、それがもう大好きだったんです。
そのアルバムの中でも、とりわけ特別な魅力を感じていた曲が、先に述べたようなタイトルだったんです。で、ずっとあとになってから知ったんですけど、それらの曲は1940~50年代にアメリカで書かれたもので、ジャンルで言うと実は「ジャズ」だったんですね。
その時代のアメリカン・ポップスの主流はジャズでしたから。と言っても、陽気なスウィングやムーディーなバラードが人気だったころのジャズですよね(ジャズがシリアスな「大人の音楽」になっていったのは、その後のことです)。
そういう音楽に幼少のころから反応していたっていうのは、やっぱりぼくの音楽性を方向付ける出来事だったような気がするんです。だからぼくにとって本当のルーツ・ミュージックは、「ジャズ」のクリスマス・ソングだったんじゃないかな、と。
じゃあ、ぼくが靴屋さんで思わず聴き入ってしまった(笑)ナット・キング・コールの「The Christmas Song」を聴きましょうか。
調べてみたら、この曲のレコード音源って、オリジナルを含めて4バージョンもあるんですね。で、一番広く知られてるのが、この1961年に録音されたステレオ・バージョンなんだって。知らなかったなぁ。
> Nat King Cole / ‘’The Christmas Song’’ (1961)
それではまた。
メリー・クリスマス。