冬場の電気代とガス代って、なんであんなに高いんでしょうねぇ。年末年始の出費もひびいて、毎年この時期は家計が火の車。
新川です。どうも。
こないだ道を歩いていたら、なぜか懐中電灯とビニール傘を持った、ホームレスらしきおじさんを見かけまして(ちなみにその日は晴天)。
「なんであんなもの持ってるのかな?」と思って眺めていると、そのおじさんはおもむろに自動販売機の前で立ち止まり、釣り銭の返却口を点検するような動作を見せ、続いて地面に両ひざをつくと、懐中電灯を点けて自販機の下をビニール傘でゴソゴソかき出し始めました。
要するに自販機に落ちてるお金を「ハンティング」してたんですね(「漁る」という言葉はあえて使いません)。「なるほど、そういうことか」と、感心してしまいました。みんなそれぞれに、貧しさの中で懸命に生きてるんですね(おじさん「獲物」はゲットできたのかな)。
でもその光景を見ていて、なんだか懐かしい気持ちにもなりました。そういえば昔はぼくもよくやったなぁ、と思って(笑)。
いや、さすがにおじさんほど本格的じゃないけど、釣り銭の取り忘れの「ハンティング」は、やりましたよ。っていうか、誰でも一度はやるでしょ?やらない?みなさんは育ちがいいからやらないか(笑)。
ぼくが小学生のころなんて、しょっちゅうやってましたよ。一度、友だちと3人で町じゅうの自販機をハンティングして回ってたら、奇跡的に300円見つかったことがあって。もうテンション爆上げで大喜び。でもそのあと、その300円をどう使うかで大激論(笑)。「ジュースを買うのはもったいない」とか。「うまい棒30本買う?」とか(ちなみにそのころはまだ消費税がありませんでした。古き良き時代)。結局あの300円、どうしたんだっけな?
ぶっちゃけ自販機のハンティングは、ぼく20代の半ばくらいまで、わりとフツーにやってました(笑)。
でもお金が見つかることなんて、ほとんどないんですよね、結局。狩りの成功率はサバンナの動物たちより低い(笑)。それでもう自販機ハンティングは、いつしかやらなくなりましたけど・・・でも前述のおじさんにとっては、今でも貴重な収入源なんでしょうねぇ。
思ったんだけど、お金持ちのひとはさ、自販機を利用したら時々わざと釣り銭を取り忘れていったらどうかな。新しいカタチの「寄付」として。
で、自販機の業者のひともそれを見つけたら「あ、寄付だな」と思って、回収せずにそっとしておくの。そういう粋な計らいを習慣にしてもいいんじゃない?
それではまた。