2022年11月25日金曜日

これは新しい。


ポップミュージックに慣れきった耳でクラシックの交響曲を聴くと、もはや「新鮮」を通り越して「斬新」な音楽に聴こえますね。

新川です。どうも。


いや、以前からクラシックも時々聴いてはいたんですけどね。ぼくが好きなのは静かな弦楽四重奏曲で、ガッツリしたオーケストラの交響曲は苦手だったんです。

理由はシンプルに「難しい」から(笑)。やっぱり日ごろ親しんでいるポップスとはまるっきり違う構造を持った音楽ですからね。やたら長いし、やたら複雑だし・・・もう、どこがAメロでどこがサビなのかもわからないし(笑)。だからどう捉えればいいのか、よくわからなかったんです。

でもそういった難しさや突っつきにくさが、今の時代に聴くと「なんてブッ飛んだ音楽なんだ。これは新しい」と(笑)、思えるようになりまして。

最近は夜のリラックスタイムに、ヘッドフォンをして壮大な組曲を爆音で聴いたり、同じ曲を指揮者別に聴き比べてみたり・・・3分半のポップソングを聴くのとはまた違った音楽体験を楽しんでいます(ちなみに今一番好きな交響曲は、ラヴェルの「ダフニスとクロエ 第2組曲」)。


ところで先日ふと気づいたんですけど・・・YouTubeでニューヨーク・フィルの演奏の映像を観てたんですよ。そしたらクラリネット奏者が、黒人の男性だったのね。

で、考えてみたらぼく、クラシックのオーケストラに黒人の奏者がいるのを見たことなかったんですよ。だから珍しいなぁと思って。

まぁ、初心者だからまだよくわからないですけど、でもクラシックの世界で活躍する黒人の音楽家って、比率でいったらものすごい少数ですよね、きっと。だってそのイメージがなかったもん、今まで。

やっぱり黒人でクラシックの道を志すひとが、そもそも少ないんですかね?「あれは白人の音楽だから」みたいな(笑)。それともまったく同じ理由で、クラシックの世界に黒人が受け入れてもらえない風潮があるのかしら。・・・でもそれって、過去には絶対あったはずだよね。それもかなり長いこと続いたはずだよね。今はもうなくなっててほしいと思いますけど。


それではまた。