2022年12月16日金曜日

サンクチュアリ。


先日、久しぶりに図書館へ行きました。

やっぱりいいですね、図書館って。心が落ち着く空間ですよ。

新川です。どうも。


いや、ぼくの住んでる町について、ちょっと調べてみたいことがあって。ネットで検索しても情報がなかったんで、地元の図書館に行って調べてみることにしたんです。

まぁ、残念ながら結局そこでもぼくの知りたかった情報は得られなかったんですが、久しぶりに訪れた図書館は妙に居心地が良くて。「この空気を味わえただけでも良かった」と思うことにしました(笑)。


それにしても、この居心地の良さはなんなんだろう?どうしてこんなに落ち着くんだろう?と。ちょっと考えてみたんですけど・・・。

やっぱり図書館って、基本的には「ひとり」で行くところじゃないですか。友達とおしゃべりしに行くところじゃないですよね、そもそも。「図書館ではお静かに」というルールもありますし。そしてこれも基本ですけど、図書館は「書物」と触れ合う場所です。

ということはつまり、ぼくが常日頃うっとうしいと感じている、騒々しいパリピとか四六時中スマホいじくり回してるようなヤツは図書館にいないわけです(笑)。そういう連中が立ち入らない、そこはサンクチュアリなんです。「そうか、だから落ち着くんだ」と(笑)。

あと、これはぼくの勝手なイメージですけど、図書館に来るひとというのは、誰とも会話せずひとりで過ごす時間が、やっぱり「好き」なんじゃないですかね。ぼくと同じように(笑)。だから図書館にいると、そんな「孤独好き」の仲間と一緒に過ごしているような、奇妙な安心感を覚えるのかもしれません。


それで思い出したんですけど・・・コナン・ドイルの小説に出てくる名探偵シャーロック・ホームズには、お兄さんがいるって知ってます?マイクロフト・ホームズといって、このお兄さんも(探偵ではないものの)推理が得意で、非常に頭脳明晰な人物なんです。

そしてこのマイクロフトさんは、とても風変わりなクラブの会員で、それはどんなクラブかというと、「孤独好き」が集まる一種のサロンなんです。

そこに集まったひとたちは、タバコを吸ったり読書をしたり、それぞれにくつろぎの時間を楽しむんですけど、絶対にお互い話しかけたり干渉し合ったりしてはいけないんです。つまり、非社交的なひとたちのための社交場なわけ(笑)。

ぼく、十代のころにこの話を初めて読んだときは「なんだそのクラブ」と思ったんですけど(笑)、今はそのクラブの存在理由がよくわかります。


それではまた。