昨年からぼくも配信で映画を観るようになりましたが、案の定こないだの年末年始の連休中は、おうち映画三昧でした。
新川です。どうも。
まぁ、面白かった作品いろいろあったけど、結局は以前にも観たホラー・コメディー『ハッピー・デス・デイ』(2017)が一番テンション上がりました(笑)。
やっぱり、無茶苦茶面白かった映画をしばらく経ってからもう一度観るのって最高なんですよね。確実に面白いとわかってる映画を観るあの安心感。しかも『ハッピー・デス・デイ』は、ぼくの大好物の「タイムループ」モノ。なおかつこれまでぼくが観てきたタイムループ映画のベストなので、そりゃ楽しいに決まってるんです。
タイムループ映画の魅力は、なんと言っても「やり直しがきかない人生」を(限られた時間内とはいえ)何度でもやり直せてしまう、というファンタジーですよね。
だからぼくみたいに、しょっちゅう「あのとき、ああすればよかった。こうすればよかった」という後悔の念に苛まれては過去の自分にダメ出しばかりしている人間にとっては(笑)、ものすごくロマンを掻き立てられるんです。「あのとき、ああすればよかった」の瞬間をリテイクできる!っていう世界でしょ。それどころか、他のいろんな可能性を無限に試すことだってできるわけですよ。「じゃ、こうしたらどうなるのかな」とか・・・まぁ、そういうことにこだわる性格だから、いつまで経ってもアルバムが完成しないんですけど(笑)。
あと、タイムループを繰り返すうちに主人公が人間として成長していく、という常套のストーリーラインもぼくは大好きなんです。
それこそクラシックの『恋はデジャ・ブ』(1993)もそうでしたけど、件の『ハッピー・デス・デイ』は、とりわけそのくだりが感動的なんです。というのも、そもそも主人公が高飛車で性格最悪のプレイガールなんですね。で、そんな彼女がなぜかタイムループに陥って、毎回謎の殺人鬼にブッ殺されるっていう悲惨な一日を繰り返すハメになるんですけど(笑)、その間殺人鬼の正体を暴こうとする一方、それまでの自分の行いを悔いるようになって、だんだん「いいひと」になっていくわけ。そこがすごくいいんですよねぇ。あったかい気持ちになれて。
なので、ホラー・コメディーでありながら「ちょっとイイ話」でもあり、はたまた学園青春モノとしても楽しめる『ハッピー・デス・デイ』は、万人にオススメできるポップ・ムービーの傑作だと思います。未見の方はぜひぜひ。
ちなみに続編の『ハッピー・デス・デイ 2U』(2019)も面白いけど、文字通りの二番煎じな内容なので、そっちは別に観なくていいかも(笑)。
それではまた。