2025年2月7日金曜日

ギブアップすることも大事。


先日、半年ぶりに髪を切りに美容室へ行ったところ、思いがけない嬉しい出来事がありました。

新川です。どうも。


以前話題にもしましたが、2年ほど前、沖縄に移住するためにお店を辞めてしまった馴染みの美容師のSちゃんが、実はしばらく前からまたこちらで暮らすようになっていたらしく。そうとは知らず、予約した時間にお店に行って扉を開けたら、いきなりSちゃんが「あ、シンカワさん、こんにちわ~、お久しぶりで~す」と言って迎えてくれたのでビックリしちゃいました。「えっ!なんでSちゃんここにいんの!?」ってデカい声出しちゃった(笑)。いや、嬉しいサプライズでしたね。


話を聞くと、一緒に沖縄へ行ったSちゃんの旦那さんが、現地での生活に馴染めなかったんだそうです。もともと沖縄への移住は、建築関係のお仕事をされている旦那さんの都合によるもので、二人とも決して住みたかったわけではなかったんですね。

まぁ、沖縄の地元のひとたちというのは南国気質で、良く言えば「おおらか」、悪く言えば「ルーズ」だなんてよく言いますけど、それが几帳面なタイプの旦那さんにはストレスになってしまったようです。

一緒に働くひとたちが、とにかく時間を守らない、手抜き仕事をする。で、建築のお仕事ですから、手抜き仕事の結果作った建物に欠陥があった場合、旦那さんはその責任を負う立場にあったんです。ですからそういったクレームに対応しなければいけないことなんかも度重なって、旦那さんはすっかり神経が参ってしまったんですね。


「なるほどなぁ」と思いましたよ。ほら、あくせくした都会での生活に疲れたひとが沖縄に移住して、ハッピーなスローライフを送るようになった、なんて美談はよく聞くじゃないですか。でも、その逆のパターンもあるんですね。沖縄行って神経をヤラれて帰って来たって話、あんま聞いたことなかったから(笑)。

ちなみにSちゃんは沖縄では主婦業に専念していたため、そういったトラブルを抱えることはなく、できれば旦那さんにはもう少し頑張ってほしかったそうですが、ここで体を壊されたりしても困るので、どうにかまたこちらに戻って来られるよう生活プランを立て直したというわけです。まったくもって、それは正しい判断だったとぼくは思います。


結局、体を壊しちゃったら何もかもおしまいですからね。キャリアアップとかお金を稼ぐとかいう以前に働くことすらできなくなっちゃうんですから。言うまでもなく、大病の場合はそこへ治療費の支払いも上乗せされます。だからギブアップすることも大事ですよ、本当に。ストレスフルな仕事が続いて疲れを感じている方は、そのへん注意してくださいね。


それではまた。